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年末年始の店休日('09~'10年) [店舗情報]

12月31日(木)~1月3日(日)

'09.9.28 [追悼特集]

Miles Davis

開店日 [店舗情報]

8月27日

ART BLAKEY [サイン]

ブレイキーのサイン
A JAZZ MESSAGE / ART BLAKEY QUARTET '63


「FORGET ME NOT」
ART BLAKEY

この一言でマスターとブレイキーの親交の深さがうかがわれる。

Mさんとの惜別 [客の一人として]

 Mさんが東京に立ってしまった。
 ジャズ喫茶「JAMAICA」の常連客。50代半ばの男性会社員。転勤である。
 先日は家でMさんにちなんだアルバムを何枚か聞き、その惜別に浸った。
 Mさん。ジャズを聞いて40年。「ジャマイカ」でジャズのことを教わった人。マスターと話すことが多かったが自分にも話してくれたことがあった。笑顔の絶えない人だった。高校生くらいの頃から「ジャマイカ」に通っていたという。
 「ジャマイカ」は今の場所に移って21年経つ。移転前はここからほど近い東映の映画館の地下にあった。その東映は今はもうない。Mさんが高校卒業後、大学進学や仕事の転勤で何度か東京へ行った。この何年かは札幌にいたため頻繁に「ジャマイカ」に訪れていた。そのため自分とも話す機会をもてた。マスターに、東映の頃からこの店に来ていたと言う客はいるが、マスターの記憶にない人もいる。だが、Mさんは東映の頃から覚えているという。札幌を離れてもたびたび店に顔を見せてくれたためとのこと。
 この人はオーディオにも関心がある。あるとき店のオーディオをこのブログに載せるため、ママさんにその名前を書いてもらった。自分はオーディオに疎いため、一度店に行っただけでは飲み込めず、マスターやママさんに何度か尋ねた。それでも理解できずにいた。そのときMさんも店に来ていたので、分かりやすくオーディオのシステムを説明してくれ、ようやくイメージをつかむことができた。
 Mさんは若い頃、本人の言う「ゴリゴリ」のジャズばかり聞いていた。「ゴリゴリ」でないのはジャズではないと思っていた。今のコーヒーショップでかかるような分かりやすいジャズではなく、メロディーがありながらも不協和音もあり、テンポも速い。そんな「ゴリゴリ」を好んでいた。バラードに目覚めたのは40歳を過ぎてからという。自分は逆に分かりやすいジャズから入りバラードもすぐに馴染んだ。「ゴリゴリ」が楽しめるようになったのはここ最近である。そのことを言うと珍しいねと言われた。
 そんなMさんと「ジャマイカ」で会うのが最後の日。自分はいつも通りの時間に着いた。ここのアルバイトのきれいな女の子も、勤務日でないのにMさんに会うために客になってかけつけた。ところが肝心のMさんが来ない。その女の子はもう来ないのかもと半分あきらめかけていた。時間は遅くなったがようやくMさんが来てくれた。聞けば送別会が13日続けてあり、今日も飲んで来たとのこと。本人が言うには、私を出しに周りの連中は自分が飲みたいだけだよと笑っていた。マスターは疲れた顔をしてるよといたわっていた。自分は今までお世話になったお礼にCDを渡した。Mさんは女性ボーカルも好きなので、ジャズではないがシェルビー・フリント『風の吹くまま』を差し出した。ジャケットを見て「おっ」と関心してくれた。東京でゆっくり聞かせてもらうよと受け取ってくれた。そして、自分の好きなマッカランを一杯ごちそうしてくれた。初めてMさんにおごってもらった。格別な味になった。CDを渡したことを喜んでくれたと思う。
 「ジャマイカ」でまた一つ大切な思い出ができた。








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'09.7.17(金) [追悼特集]

John Coltrane , Billie Holiday

この日はその二人だけかけます。7割くらいコルトレーンのようです。

自分がジャズに飽きない理由 [客の一人として]

 いくらジャズが好きでそればかり聞いていても、ジャズはもう聞きたくないと思うことが自分にはありました。それでもジャマイカに通っていました。するとまたジャズが聞きたくなるようになりました。

 店の方の人柄の良さ、いい音、様々なアルバム。理由はいろいろあると思います。一つのアルバムを15分か20分ほどじっくりと聞かせてくれるので、初めて聞くアルバムに出会ったとき、自分はここで聞いてからそのアルバムを買うかどうか決めています。

 もし自分がこの店を知らずに、一人でジャズの好みを深めようとしていたら、今までの何年かの間ジャズを聞き続けていただろうかと疑問に思います。少なくとも自分にとって。
 ジャズの雑誌やジャズ好きの友人の話だけでは、アルバムを買って失敗したと思うことが今よりも多いと思います。人が良いと言うアルバムと自分に合ったアルバムは必ずしも一致しないからです。その点、ジャズ喫茶は豊富なアルバムを自分の耳で聞けて、今何のアルバムがかかっているかすぐに分かります。同じアルバムでも、自分のプレイヤーで聞くよりもジャズ喫茶で聞くときの方が良く聞こえます。それでも、買い物で失敗することがかなり防げると思います。 また、アルバムの数が半端ではないので、店に行くたびに初めて聞くアルバムに出会います。そのため、店に通うほど耳が肥えてくるはずです。ただ店に行きさえすれば良いというのではなく、かかっているアルバムで氣になるジャズに出会ったとき、真剣に聞く態度も大切です。

 自分にとってのジャマイカ通いは、ジャズの楽しさを長く味わうための場所でもあります。

移転前、移転後 [店舗情報]

移転前:札幌市中央区南2西5(以前あった東映の地下。1961年開店。ここからジャズ喫茶「ジャマイカ」の歴史、記憶が始まった。)

移転後:平成元年(1988年)より現在の場所に移る

年末年始の店の休日 [店舗情報]

’08年12月31日(水)~’09年1月4日(日)